TEL. 093(642)3911
〒806-0046 福岡県北九州市八幡西区森下町27-25
同一や類似の施設名が複数あり、聞き違いを避けるためです。
大切な検査結果であり、言い違いや聞き違いを防ぐためです。
容器など明らかな内容はその場でも回答していますが、 状況や詳しい内容においては対象情報の検索や担当者への確認が必要な場合もあり、 正確な解答を期すためです。
類似項目名も多く、電話だけでは聞き違う場合があり、紙面にて確認頂くためです。
FAX報告が届いても気付かなかったり、FAX機の用紙切れやトナー切れなどもあるためです。
前回値との乖離が大きい場合やあまりにも異常な値であった場合に、 患者状態を正しく反映したデータであるか、 或いは何らかの干渉を受けていないかなどについてお電話で確認させて頂いています。
何れか一方に記載してください。
依頼書の手書き項目欄をご利用ください。 項目又はセットの何れかにチェック頂き、検査したい内容のコードと名称を記載下さい。 コードは検査案内を参照頂くか、お問い合わせ下さい。
依頼書と検体がペアであることを識別するバーコード検体ラベルですので、 必ず該当依頼書添付の検体ラベルをご使用下さい。 (他依頼書ラベルを貼ると検体を取違う危険が有ります)
必要検体の有無をラベルのバーコードより、照合するためです。
前日までに、予約のご連絡を下さい。
依頼書のコメント欄に、「○○時までにFAX」と記載して下さい。
出来ない可能性もありますので、依頼書のコメント欄に、優先順位をご記入ください。
全血となっている項目はそのまま凍結して下さい。血液→血清(血漿)となっている項目については、 遠心分離後に血清(血漿)を凍結する必要があります。 遠心分離器をお持ちでない場合はそのまま、分離剤入り汎用容器は室温、内分泌学用容器等は冷蔵保管して下さい。 但しこの場合、データが変動することがあります。
グルコース用容器に添加されている抗凝固剤は、血液細胞を安定させられません。 このため正確なデータが得られないので代用できません。
内分泌学用容器にはEDTA-2Naという抗凝固剤が添加されています。 血液にNaを添加するため赤血球が萎縮し、ヘマトクリットが低下しますので代用できません。
測定状況により再検査を要する場合があるためです。 又、毎日検査しない項目もあり、依頼のタイミング等でも変わるためです。
室温保存の場合は翌日、冷蔵保存の場合は、翌々日を超えて提出されると影響を受けます。
患者さんの状態、採取方法、保管状況など、種々の要因が考えられます。
影響を受ける項目がありますので、常用報告書の裏面をご参照下さい。 影響の強度についても裏面の該当項目に表記されている矢印本数をご参照下さい。 本数が多いほど影響が強くなります。
好気用ボトル、嫌気用ボトルともに、適切な採血量は8〜10mLとなっています。 採血量は多い方が検出感度が高くなりますので、それぞれ10mLずつ採取することをお勧めします。
消毒は必要です。ボトルのキャップをはずした後、消毒用アルコールやポピドンヨードなどの消毒剤で消毒し、 乾燥させた後、注入して下さい。
抗菌薬投与前に採血するのが原則ですが、既に抗菌薬投与中の患者さんの場合は、 抗菌薬濃度が最も低くなる次回の投与直前に採血して下さい。
室温にて保存して下さい。冷蔵庫および孵卵器には入れないで下さい。 万一孵卵器に入れてしまった場合は、別途処置が必要となりますので、その旨ご連絡下さい。
検査方法および結果の報告様式が違うからです。検診の場合は、依頼された目的菌についてのみ陽性、陰性を報告します。 臨床検体の場合は、発育した菌について報告します。
ホルマリン容器が到着するまでの間は、生理食塩水で湿らせたガーゼに包み、乾燥しないように密閉容器 (ビニール袋等でも可)に入れて冷蔵で保存して下さい。ホルマリン容器到着後直ちにホルマリンに入れて下さい。
厚手のビニール袋か2重にしたビニール袋に組織の容積の5倍以上 (出来れば10倍位)のホルマリンを入れ、口をきつく締めて提出して下さい。
室温で長期の保存(1か月以上)が可能です。
検査 | 指定容器 | 指定外容器によるデータへの影響 | ||
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生化学検査 | 分離剤入り汎用容器 | 抗凝固剤添加容器を用いると、採血管内に含まれる抗凝固剤により 反応が阻害され、異常データとなります。 | ||
血糖検査 | グルコース用容器 | 他の容器を用いると、血糖は赤血球により消費されてしまうため数時間で異常低値となります。 グルコース用容器はこれを抑制するためにフッ化ナトリウムという解糖阻止剤を添加しています。 | ||
血液学検査 | 血液学用容器 (EDTA-2K添加容器) |
血液細胞数や細胞形態を検査しますので、凝固させてはなりません。 他の抗凝固剤容器では以下のようなデータ影響があります。 | ||
抗凝固剤添加容器 | 抗凝固剤の特性 | データ影響 | ||
グルコース用容器 フッ化ナトリウム添加 |
溶血毒性をもつ | 形態異常、溶血 | ||
ヘパリン容器・グルコース用容器 ヘパリンナトリウム添加 |
抗凝固作用の経時的低下 | 凝血 | ||
形態変化作用 | 形態異常 | |||
内分泌学用容器 EDTA-2Na添加 |
Naによる赤血球容積縮小 | ヘマトクリット偽低値 | ||
プロト用容器 クエン酸ナトリウム添加 |
形態変化作用 | 形態異常 | ||
但し、血小板易凝集を回避する目的で使用します。 | ||||
内分泌学検査 | 内分泌学用容器 | 生理活性を有するホルモンは血中ですばやく代謝されるものが多く、 血清では低下します。 | ||
血中薬物検査 | 分離剤無し汎用容器 | 分離剤に薬物が吸収され、偽低値となります。 | ||
核酸同定・定量検査 | ウイルス遺伝子検査用リアルタイムPCR法用容器 | 開栓による雑菌混入での偽陽性、凍結による検体破損での測定不能を防ぎます。 | ||
細胞性免疫検査 | リンパ球保存液 血液学用容器 ヘパリン容器 |
血液細胞の表面抗原や働きを検査しますので、凝固させてはなりません。 検出する物質に合う抗凝固剤でないと、検査不能となります。 | ||
凝固・線溶検査 | プロト容器 | 血液を凝固させる物質などを、血液が凝固するまでの時間(秒)を用いて 検査しますので、凝固させてはなりません。 凝固・線溶検査に使用する抗凝固剤はクエン酸ナトリウムと定めてあり、 またその混合量も厳格に定めてあります。 他の抗凝固剤では検査不能となります。 |
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FAX 093(642)3967